第7回NCLセミナー「創造する脳~”時間”と私」

●開催趣旨

 「あっ!もうこんな時間…」時間が私たちの前を瞬く間に過ぎていくように感じます。はたして「時」は過去から現在。未来へ絶え間なく流れていくものなのでしょうか。そもそも、時候の挨拶から仕事や経済のルールまで、なぜ人間は進化の中で「時間」という概念をつくりあげてきたのでしょう。

 今回は、この疑問に「脳と時間」の関係から迫ります。きっと「あなたと時間」の新しい関係を発見していただけるものと思います。また、ワークショップでは、メディアアートという創造的ソフトを使い、未来からみた「時間」を楽しむ方法も体験いただきたいと思います。

 自分らしい時間のあり方にちょっと想いを馳せる、そんな≪時間≫を体験いただければ幸いです。皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。

NPO法人ニューロクリアティブ研究会 理事長 多根伸彦

●日時)2010年12月2日(木)14:00~17:30

●場所)東京都写真美術館1F創作室

東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)

●プログラム)

・ワークショップ「時を視る、時を聴く」

岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー教授 赤松正行

プロフィール

講演要旨:ネットワーク・リモート写真撮影の「AirCamera」による時空間の操作、iPhone内蔵カメラを使ってさまざまな映像効果をリアルタイムに作り出す「Mirrorscope」、スリット・スキャン方式によって撮られるカメラ映像をスキャナーのように時間をかけて画像を作り出す「Timetracks」など、時間とアート、時間とビジネスをテーマとしたいろいろなiPhoneアプリケーションの実演を行い、時間という出来事共有にまつわる新しい価値や側面を発見する。

・講演「脳と時間」

東京女子医科大学神経内科主任教授 岩田 誠

プロフィール

講演要旨:脳は、種類の異なる感覚情報に基づいて、外界の状況を脳内に構築し、その変化を捉えている。しかし、外界の情報の中で最も重要な意義を有する、空間と時間の情報を捉えるための特異的な感覚器というものはない。それにもかかわらず、脳は空間も時間も、そしてその変化をも知ることが出来る。それを捉える感覚器がないというのに、どうしてそんなことが可能なのか。その仕組みについて考えてみたいと思う。

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*定員に達しましたのでお申込みは終了しました。たくさんのお申込みありがとうございました。



第6回NCLセミナー「創造する脳~嗅覚の豊かな世界を味わう」

●開催趣旨

本格的な夏はもう間近。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

 

「その紅茶とマドレーヌを口に運んだ瞬間、身震いするほどの強烈な感覚におそわれた・・それは子どもの頃の記憶だった」は、匂いと記憶を文学的に描いたプルーストの『失われた時を求めて』の一場面です。

なつかしい匂い、美しい匂い、おいしい匂い、不穏な匂い・・・・、誰にも何気ない匂いによって、ふと遠い記憶や心の奥に眠っていた情景が鮮明に呼び起こされたという経験があるのではないでしょうか。

 

今回は、この嗅覚の豊かさを命の本源ともいえる「食」からアプローチします。嗅覚の意外な側面をちょっとした感動と共に再認識いただけたらと思います。また、匂いをかいだとき、鼻や脳のなかでは何が起きているのだろうか・・・、はたして、匂いとひらめきや創造性との関係はいかに・・・・・、

講演セッションでは不思議と謎に満ちた嗅覚の世界を科学からご案内します。

 

ひと夏のこの体験が、きっとあなたと嗅覚の関係を変えていくことでしょう。

皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。

NPO法人ニューロクリアティブ研究会 理事長 多根伸彦

●日時)2010年8月4日(水)12:15~16:30

(ワークショップが昼食を兼ねますので、お食事は召し上がらずにお越しください)

●場所)高輪プリンツヒェンガルテン【別添地図】

東京都港区高輪4丁目24-40

http://www.p-garten.co.jp/access.html

●プログラム)

1.嗅覚のワークショップ「Lunch For Muted Senses~五感のための昼食会」

上田麻希(オランダ在中。嗅覚・匂いのアーティスト)

2.講演「嗅覚の力を科学する」

東原和成(東京大学大学院、農学生命科学研究科応用生命科学専攻 教授)

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*定員に達しましたのでお申込みは終了しました。たくさんのお申込みありがとうございました。



第5回NCLセミナー「創造する脳~暗闇の中でみえるもの」

●開催趣旨

 青葉輝く頃となりました。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、昨年に引き続き、『ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DIALOG IN THE DARK)』の全面協力をいただき、「時間と創造性」をテーマに下記のように開催いたします。

 今回は、さまざまなシチュエーションを盛り込んだ真暗やみの空間をグループで探索する、DIDオリジナルのフルコースをご体験いただきます。

 自分の手さえ見えない真暗闇のなかで、あなたの感覚はどうなるのか、姿さえ見えない声同士のコミュニケーションで心は何を思うのだろうか、はたして、暗やみは創造性を誘う空間なのだろうか・・・暗やみを楽しく感じながら視覚と認知の謎に挑んでまいりたいと思います。きっと、あなたの中に今までみえていなかったものがみえてくるのではないでしょうか。

皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

NPO法人ニューロクリアティブ研究会 多根伸彦

 

 

 

●日時)2010年6月16日(水)13:00~17:30

●場所)ダイアログ・イン・ザ・ダーク東京【別添地図】

東京都渋谷区神宮前2-8-2レイサムビルB1

(東京メトロ銀座線・外苑前駅下車 徒歩8分)

●プログラム)

1.暗やみワークショップ

2.トークセッション「暗やみの中でみえるもの」

ゲストコメンテイター 乾 敏郎先生

(京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻 生体・認知情報学分野 教授)

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*定員に達しましたのでお申込みは終了しました。たくさんのお申込みありがとうございました。